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「KUE(9)」3号

ジェローム・ブルベス (著), フミオ・オバタ (著), フレディ=ナドルニィ・プストシュキン (著),ガエル・ドュアゼ (著), A-li-ce (著), 猪俣紀子 (監修, 翻訳), 表紙:リュシー・アルボン (その他), 小幡文男 (翻訳)

ヨーロッパを中心に活動するアーティスト5名のバンド・デシネ(BD、フランス語圏のマンガ)作品集。(タイトルの読み方は「キュウ」) 


BDだけではなく、映像作品、アニメ、挿絵、イラストなどで活躍する新進気鋭の5名の作家が、ひとりにつき18ページを描き下ろし。

日本でもBDの翻訳出版が進むが、本作はフランスで未刊行の作品で、日本のマンガのように雑誌掲載形式をとり単行本化されたもの。

新しい才能を新しい試みでまとめた発見の1冊!ジャンルを超えて活躍する5名の刺激的なBD作品をお見逃しなく! 

 

著者について

●フミオ・オバタ (Fumio Obata) 
1975年東京生まれ。1991年、高校生の時にイギリスに移住。英国王立芸術学院で修士号を取得。2003年~08年までアニメーションスタジオで働く。2008年にフランス、アングレームの作家の家に滞在し、2011年にカナダの出版社より初のBD単行本「L'incroyable histoire de la sauce soja(醤油の信じられない話)」(Les Editions de La Pastèque)を出版する。2013年よりグロスターシャー大学上級講師。チェルトナム(イギリス)在住。
●ガエル・ドュアゼ (Gaelle Duhaze) 
1979年パリ(フランス)生まれ。ナント大学の博士課程準備過程(DEA)で美術史を修める。その後BDのフェスティバルが行われるアングレームに移住し独学で絵を描く。2007年より子ども向けの本の挿絵作家として活動を始める。現在も引き続き挿絵やイベントのポスター、フランス大手のチェーン店スーパー「Monoprix(モノプリ)」商品のパッケージデザインを手がける。2009年よりナント在住。フリーランスで制作を続ける。
●A-li-ce (アリス) 
1981年ダンケルク(フランス)生まれ。2007年にパリの社会科学高等研究院(EHESS)の修士課程を卒業し、現在は映像作家として活動。ソロの活動名義は「A-li-ce」。舞台映像を手がけるほか、2008年からVJ(ビジュアルジョッキー)としてフランス国内、ヨーロッパ各国で活動する。2011年、フランスVJコンテスト第2位。代表作は「Fucking Wonderland」プロジェクト。現在はベルリンとパリを行き来する。
●ジェローム・ブルベス (Jerome Boulbes) 
1969年カサブランカ(モロッコ)生まれ、パリ育ち。アニメーション監督、イラストレーター、CGグラフィッカーとして活動。装飾芸術美術大学(ENSAD)のイラストレーション専攻学科卒業。ゲーム会社勤務を経てフリーランスとして独立。最初の短編アニメーション作品「井戸」が数々の国際映画祭で賞を受賞。最新作「春」は2013年のフランス映画祭の短編部門放映作品となる。現在日本在住で、大学で教鞭もとる。
●フレディ=ナドルニィ・プストシュキン (Freddy Nadolny Poustochkine) 
1977年モンタルジ(フランス)生まれ。ストラスブール高等装飾芸術学院を卒業。2001年にデビュー作出版。その後ベトナムへの長期滞在を繰り返し、タイ、日本へも赴く。代表作は2010年の「La Colline empoisonnée(毒された丘)」(Futuropolis)、2006年の「La chair des pommes (りんごの果肉)」(Ego comme X)など。現在もベトナムとフランスを行き来し、最近は映像作品も手がける。

表紙:リュシー・アルボン(Lucie Albon)

1944円

アンカー 7

ポケットにつめるお話

ジョセ パロンド(著)、いのまた のりこ(翻訳)

ぼくは「昔々」ではじまるお話を信じていない。だけど、この本をつくるとき必ず「昔々」ではじめることを条件とした。それぞれのお話の冒頭にこの言葉を置いて、自分には魅力的でないものを魅力的にすることを課題にした(「日本の読者のための解説」より)。 「昔々」ではじまるテキストとイラストの見開き2ページで完結する60の物語。簡潔な表現なのにたくさんのことを感じる不思議なお話たちです。美しいイラストとお話の関係も考えさせられます。大人でも子どもでも、それぞれがいろんな感じ方をしながら楽しむことができる本になっています。


著者について
パロンド、ジョゼ
1965年ベルギーのフランス語圏、リエージュに生まれる。写真の専門学校を卒業後、イラストとバンド・デシネを独学で学ぶ。バンド・デシネや子供向け絵本を中心に制作しているほか音楽活動も行う。書籍はスペイン語、韓国語、日本語に翻訳され、各国で展覧会も開催されている。代表作Allez raconteは2006年にフランスでテレビアニメ化、2010年に長編アニメ化され、劇場公開された。現在、リエージュのサン=リュック高等芸術学校で教鞭もとる。

 

いのまた/のりこ

1976年生まれ、岡山育ち。社会科学高等研究院(EHESS) Master2 修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

2160円

アンカー 1

「KUE(9)」 2号

Magazine de Bandes Dessinées
No2-publié par KUrashiki Ehonkan
小幡文男、ガエル・ドュアゼ、ジェローム・ブルベス、A-li-ce
クレール・フリスト、フレディ=ナドルニ・プシュトスキン

創刊号と同じ作家の連載二回目です。今回もひとり6ページの掲載です。今回も表紙はリュシー・アルボン(Lucie Albon)が描き下ろしてくれました。いよいよ続きが気になる展開になっています!

判型はA6で本文の印刷は創刊号が紫、2号は緑になっています。第3号はA5版に拡大し、1号、2号の原稿に3号目を加えた、作家一人につき18ページの総集編をフルカラーでお届けしますのでお楽しみに!

​300円

アンカー 2

じいじ、ばあば

くらしき絵本館bis発行

りお 5さい! ばあば 61才の
ジェネレーション・コラボが贈る大人の絵本!
 

☆絵本の妖精がとことこ駆け出す 
かわいい足音であなたの夢野原へ☆”
 

お問い合わせ・ご注文連絡先:
atelier-rio@palette.plala.or.jp

アンカー 3

「KUE(9)」

Magazine de Bandes Dessinées
No1-publié par KUrashiki Ehonkan

 Fumio Obata, Gaëlle Duhazé, A-li-ce, Jérome Boulbès, Freddy Nadolny Poustochkine

読み方は「キュウ」です。このタイトルは、くらしき絵本館をローマ字にしたKurashiki Ehonkanと、フランスのマンガであるbande déssinee(バンド・デシネ、略してBD)が現地で「第九の芸術」と呼ばれていることから名付けられました。BDは少しずつ日本で出版が進んでいますが、まだまだ翻訳されている作品は、海外のコミック好きや男性向けのものが多いように感じます。

くらしき絵本館の刊行するKUE(9)には、以下2つのポイントがあります。

①    これまでに日本で翻訳されていないタイプのBDを刊行すること。

②    日本のマンガ雑誌の出版システムでBDを出版すること。

 

つまり、雑誌に連載された作品がまとめられて単行本になる形式をとります。既刊を翻訳するのではなく、フランスでも未刊行の作品がKUE(9)で描き下ろし連載されるというわけです。今号はその1冊目の小冊子になります。

 

このあと2冊目を刊行し、3冊目は1冊目と2冊目をまとめて、さらに3回目の原稿を加え、大きい版型の単行本としてフルカラーの装丁で出版します。どうぞ次号もお楽しみに。

​300円

アンカー 4

アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ

恋をした星の王子さま名の明かされない女性への手紙

訳:管啓次郎 発売:書肆亥工房 発行:くらしき絵本館

 40過ぎのオジサンが、20歳も年下の女に入れあげる。手紙を書き、電話に出ないといってはグズグズ恨み言を並べ、ぼくを愛して、ぼくだけをと懇願する。ミットモナイ!
 でもその手紙には、可愛らしいデッサンも描いてある。これって、あの王子さま?そう。だってこのラブレターを書いたオジサンは、あの愛すべきサン=テグジュペリ。飛行機乗りでもある彼は、今日も偵察飛行に飛び立つ。この恋が、生涯最後のものとなるとも知らずに。

元・NHK・ラジオフランス語講師/明治大学准教授 清岡 智比古

1575円

アンカー 5

オリブリウスのゆかいな冒険

作・画:ジョゼ・パロンド 訳:猪俣紀子

"オリブリウス" はフランス語で "変わり者" という意味です。その言葉どおり、 オリブリウスは髪をセットしていないとき鏡を見ても自分だと気づきません。 不器用で家に火をつけてしまったオリブリウス。そこから冒険は始まります。

★そのほかの主な登場人物  言葉の通じないサメとクラゲ、
仲の悪いヤキトリ博士とキャベツ博士、
お互いに似すぎているイエティ、旅の友のバケツ

1ページ4コマでコマの下に仏語の説明文と日本語訳があり、読みやすく仏語学習者にもおすすめです! 

1100円

アンカー 6

ピエールとジャンヌの パパ!お話しして!

1680円

作:ルイス・トロンダイム 画:ジョゼ・パロンド 訳:猪俣紀子

 お父さんが毎晩寝る前に、子どもにお話をするという設定で7話収録されています。 兄妹のピエールとジャンヌはそれぞれモンスターとお姫様のお話をせがみますが、 早くテレビでサッカー観戦をしたいお父さんは、いつも思いつきでいい加減なお話を作ります。 途中でつじつまが合わなくなっては子どもたちから厳しい追求を受けるお父さん。 それでもお父さんのお話は毎晩続くのです。  

 日本ではお目にかからない珍しいコマ割りとシンプルな線で描かれた、 不思議なかわいいキャラクターたちが登場します。 子どもたちに愛でてもらえることはもちろん、 この本のかわいいファンタジックな部分とクールな現実感をもった部分の偏り過ぎない 絶妙な加減は、かわいさを愛する大人の方にもお勧めです。  
 
 また、フランス語と日本語の併記なので、フランス語に興味のある方にもお勧めです。 なお、帯に載せている推薦文は、あの、小西康陽さんに書いていただきました!

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